紫陽花日記

アラサーおひとりさまのゆるい日記

けちけち読書生活

やる気があるうちにやる。めんどくさがり屋な私が22年間生きてきて学んだこと。(ちょっと大げさ)

ということでせっかく書きたいことがあるから始めたんだし書かなければ。いや、書こう。

 

暇を持て余している私が何をしているのか、それは読書。スマホ。パソコン。アルバイトが中途半端な夕方からなので、午前中どっかにいくというものなぁ…(出不精)という私が家でやっているのはこの3つ。ものすごい贅沢な時間の過ごし方ですよね。そうでもないか。

 なぜこんな生活なのか。もちろん自分が好きなことということもあるけれど、一番はお金がないからです(切実)。何か新しい習い事とか?どっか遊びに行くとか?何にしてもお金はかかるものです。学生は時間はあるがお金がない。社会人はお金があるけど時間がない。なんて悲しい現実でしょうか…

 ちゃんとアルバイトはまじめにしているので、収入はあるんですけど、近々海外に旅行に行くため、その資金で一気に消え去りました…ものすごく旅行楽しみです。そのため現在はけちけち節約生活に励んでいます。

 そのため最近はもっぱら本は買わず地元の図書館で借りて読んでいます。本屋で気になる本をチェックして、帰って図書館のホームページで検索→予約というのが最近の習慣です。本当は、気になった本そのまま買って帰りたいんですけどね…!!地元の図書館は蔵書数も規模もあまり大きくないので(でも新刊は結構入れてくれる)、お目当ての本がないことが多々あります。そのときは泣く泣く断念して、いつかお金に余裕ができたら買うからね…!とお別れします。図書カードとか降ってこないかな。こないな。

最近借りた本の中で、良かったなぁというか人に「この本良いよ!」とおすすめしたくなったのが山本甲士さんの「ひなた弁当」。地元の本屋に平積みされてて気になったんので借りてみました。本屋のは文庫版だったんですけど図書館のはソフトカバー?ていうのかな、とにかく普通の本のサイズでした。

 ちゃんと本の内容をうまく伝えたいんですけど、昔から苦手で…でもがんばってみようと思います。

 物語前半は胃がきりきりしてくるというか、主人公の運の悪さに泣けてくるような、でも現代なら当たり前にある話なんだろうな…という始まり方です。うん。分からない。要するに、主人公が長年働いてきた会社をリストラさせられてしまうのです。その主人公が、なんというか共感してしまうところがすごく多かったんです。

 周りの空気を読みすぎて、余計な気遣いをして、それが裏目に出てしまう…

分かる方にはあるある!と感じると思います。よかれと思ってやった事が、実は余計なことで、逆に迷惑をかけたり、怒られたり…根っこの部分はとっても心が優しくて気遣いができる人なのに中々良い結果に繋がらない…

 信頼していた上司に裏切られ、妻からは小言を言われ、娘は反抗期。ハローワークと図書館を往復する日々。主人公はある日、道に落ちていたどんぐりを見て、自分の毎日の食費を浮かす方法を思いつく。その方法とは・・・?

 後半は読んでるとおなかが空いてくるほど、おいしそうな数々の料理が登場します。そして主人公の最後の言葉にじーんときてしまいます。この本のタイトルどおりひなたにいるようなほっこりした気分になりました。

 

 結局何だかうまく伝えられてない気がします。まだまだ勉強不足ですね。もしちょっとでも気になったら読んで見てください。この「ひなた弁当」がきっかけで今山本甲士さんの他の本にもはまっています。その本ものちのち紹介できたらな、と思います。